今回はその中の一つ、「あづまや」に行ってきました。
創業55年の貫禄の店構えと”味一番”の文字に期待が膨らみます。
寿司・丼もの・うどん・そば、そして定食もいろいろ、とにかくメニューが豊富です。
店内に入るとテーブル席を配置した通路がお店の奥へと伸びています。
自然を感じる清荒神、せっかくなので緑が多く、明るい外の光が入る奥の席に進むことにしました。
奥はこんなふうに大きな窓が連なる明るく広い空間で、テーブル席がたくさんあります。
実はこちらの食堂、このご近所の「ユトリロ植物園」の取材の際に、「あづまや」さんを社員食堂のように利用していると聞いて気になっていたのですが、この雰囲気は正に社員食堂を彷彿とさせます。
今回はランチ時もとっくに過ぎた遅い時間におじゃましたので、この空間をとても贅沢に使わせていただきました。
それにしてもいい雰囲気ですね。
今どきは”昭和レトロ”がもてはやされていますが、そんな消費される流行とは別軸の”貫禄”を感じます。
稲荷神社の提灯にえべっさん、そして金の招き猫、縁起の良い飾り物もグッドです。
店内のあちこちには、このようにメニューの短冊がびっしり並んでいます。
これはメニューブックよりも気分が上がりますね。
いつもなら目移りして迷うところですが、今回は先述の「ユトリロ植物園」で”カツカレーの大盛りがめっちゃ大盛り”と聞いていたので、カツカレーを食べようと決めていました。
来ました！カツカレー。
大盛りに存分に惹かれつつも、今回は腹8分目にしておこうと普通盛りを選択。
キリンビールのグラスが似合いますね。
揚げたて熱々のカツが乗ったカレーはとても家庭的、玉ねぎでしょうか、甘みもしっかりしていてコク深く癒やされる味わい、食べごたえがあってお腹にもしっかり溜まります。美味しくて一気にたいらげてしまいました。
やはり大盛りにしとけばよかったと後悔。
「あづまや」のインスタグラムのプロフィールにはこう書いてあります。
”「気持ちはほっこり、お腹はぷっくり」して頂ければ幸いです。”
この通りになりました。
そして、この空間にはもうひとついいことがあります。
それは参道から奥に入るので、山の自然に近づくということです。
カツが揚がるまでの間、スマホには触れず、しばし沢の流れる音とうぐいすの声に耳を澄まします。
そして満を持してカツカレーの登場。
なんとも贅沢な時間を過ごせたのでした。
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店名：あづまや
住所：〒665-0836 兵庫県宝塚市清荒神３丁目１４−２
電話： 0797-87-0026
営業：10:30〜15:00
定休日：不定休
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記事/写真 RL
