寒い冬に外出先でちょっとひと息という時、カフェで温かいコーヒーもいいですが、参道では食堂という選択肢もあります。
訪れたのは清荒神参道にある宝光亭、なんと創業が大正8年という老舗のお食事処です。
参道といえば食堂。ちょっとひと息という時に、カフェではなく食堂を利用すると、小腹も満たされ、ほっこりくつろぐことができていいんです。
お店の前ではおでんがぐつぐつ。寒い季節にこのおでんの足止め効果は抜群、今日は間違いなくおでんを注文することになるでしょう。
お店にはテーブル席もありますが、今回は奥側のちゃぶ台の席を選択。座布団とちゃぶ台がたくさん並んだこの雰囲気、ゆる〜くリラックスできそうです。
冬の陽光が差し込む窓際の席に着席。
晴れた日の冬景色というのは風情があっていいものですね。
さっそく軒先で見たおでんを単品で注文。厳選した2品は卵とこんにゃくです。
写真ではうまく写っていませんが、陽の光に白い湯気が立ち上り、絵になります。
からしをたっぷりつけていただきます。しっかり味が沁みた熱々のおでんはやっぱり最高ですね。
そして今回宝光亭に入ったのは、実はこれがお目当て。はい、粕汁です。冬はやっぱりこれですね。
具沢山で鮭もたっぷり、酒粕と出汁の効いた温かい粕汁を食べると一気に体が温まりました。
こちらのお品書きも気になります。
しょうが湯に甘酒もこの季節にいいですね。
壁には創業当時の写真が掲げられていました。
大正時代の参拝客もおでんや粕汁でひと息ついたのでしょうか。
まだ今のように整備されていない参道に思いを馳せつつ、お店を後にしました。
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店名:宝光亭
所在地:兵庫県宝塚市清荒神3-15-16
TEL:0797-86-6456
営業時間:10:00〜15:00
定休日:不定休
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記事/写真 TH