阪急売布神社駅西改札からスタートです。
改札前の通りを山の方に向かってまっすぐ歩いていきます。
菰池を右に見ながら少し歩くと、カトリック御受難修道会宝塚黙想の家の入り口がありました。
御受難修道会は、イタリアで18世紀中期に創立された修道会で、ここ宝塚の本部修道院に日本準管区本部が置かれています。
門を入りしばらく歩くと、突き当たりに大きな日本家屋がありますが、それが宝塚黙想の家です。黙想の家の右に受付がある事務所、その右にカトリック御受難修道会男子修道院があります。信者でなくても、受付に一声かければ、庭園内を散策できます。
クリスマスシーズンに飾られるナティビティ(キリスト降誕・馬小屋)がありました。教会暦では、1月6日の公現祭(エピファニー)までクリスマスの飾りを飾ります。
黙想の家の庭園からスタートする十字架の道行き(イエス・キリストの受難から復活までの15の場面の場所や出来事を心に留めて祈りを捧げる祈りの場所)にある聖母子像。
一度門まで戻り、道路沿いに売布神社を目指して歩いて行くと、今度は女子修道院があります。毎朝7時からのミサには、誰でも自由に参加することができます。
先程の男子修道院がある純和風の黙想の家とは対照的に、こちらの女子修道院は洋館です。
巡礼街道の標識を見つけました。清荒神清澄寺まで繋がっているのですね。キリスト教、神道、仏教と繋がる巡礼街道、興味深いです。
さすが、「延喜式」に記載されている歴史ある神社だけあって、古式ゆかしいたたずまいですね。
衣・食・財の神様としてだけでなく、縁結びの神様としても人気があるそうです。
売布神社のおみくじは、筒に入っている棒を引き、社務所で紙のおみくじと引き換えてもらいます。
売布神社は、推古天皇18年(610年)の創建。下照姫神が、里人が飢えと寒さで困窮しているのを見て、稲を植え、麻を紡ぎ、布を織ることを教えたことにより豊かになったため、感謝した里人が、下照姫神を祀ったという伝承が伝えられています。
本殿右側の摂社「豊玉神社」には白い龍神様が祀られているそうなので、お参りの際には探して見てくださいね。辰年の2024年は、パワースポットとしてさらに注目されそうですね。
ここから鳥居越しに見える夕焼けがとてもきれいでした。身も心も清められたような、清々しい気持ちになれる巡礼街道散歩。新しい年の初めに、静かな祈りのひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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場所:宝塚黙想の家
カトリック御受難修道会
カトリック女子御受難修道会
住所:〒665-0854
兵庫県宝塚市売布山手町10-1
駐車場:無
場所:売布神社
〒665-0854
兵庫県宝塚市売布山手町1-1
駐車場: 無
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記事/写真: YURIE (BRALIライター)