宝塚はたくさんのアーティストに出会える町。宝塚市展に引き続き、宝塚在住のアーティストによる宝塚芸術展が開催されています。
紅葉が綺麗な宝塚市立文化芸術センター。今年は宝塚芸術展ポスターのデザインも紅葉ですね。(画 吉野 晴朗 みんなみんなお友達)
宝塚市立文化芸術センターは10時オープンですが、宝塚芸術展は10時30分開場です。10時には開場を待つ人々が、ゲート前に列を作っていました。開会初日は入場者数が100人を超えたそうです。
宝塚美術協会の大塚卓さんに案内していただき、たまたま会場を訪れていた各部門の出展作家の方々にお話を聞くことができました。
入江 健二
大文字点火
五月山の大文字点火とライトアップされた橋が綺麗な夜景が同時に撮れる場所でシャッターチャンスを狙った作品。夜景と大文字の対比も美しいですね。
作品の中央に立つと、頭上のパラメトリックスピーカー(超指向性スピーカー)から真下に数百人の音声(ささやき声の束) が降り注ぐ、不思議な作品です。
洋画(宝塚美術協会)抽象画のコーナーです。抽象画を見て「わからないけど、なんかいい!」と呟いたお客さんに、「それでいいんです!」と大塚さんが笑顔で答えていました。
地上の人間と空の上の何かを結ぶ、鱗に包まれている玉。この鱗玉(うろこだま)の誕生が今回の作品になったそうです。鱗玉という不思議なイメージが誕生したエピソードをお聞きし、その摩訶不思議な世界に惹きつけらてしまいました。
大塚 卓
DON-23-Ⅲ
ドンゴロス(麻袋)を使用した作品。2023年3作目のドンゴロス作品は、展示会場の高さを活かすために背の高い作品にしたそうです。ドレスのようにも見えますね。
カラフルな色彩やいろいろな素材で蒲(ガマ)の穂が表現されていて、楽しくお洒落な作品ですね。
デザイン(宝塚デザイン協会)、工芸(宝塚工芸協会)コーナー。
小箱を彩るカラフルなアクセントは、彩色したのではなく、土そのものの色を生かして素焼きしただけなのだそうです。
こちらは自由に座れる作品。見ても座っても
癒される作品っていいですね。
亡くなったお父さんの姿を思い出して描いたそうです。洞窟を墨で描き、出口の奥の明るい世界は、紙の余白を活かして表現しています。
現代美術に興味津々の小学生の息子は、宝塚美術協会のモリン児先生と記念撮影してもらいました。
出展作家の先生方が交代で受付をしているので、タイミングが良ければ、憧れの作家の先生に会えるかもしれませんよ。
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展覧会名: 第32回 宝塚芸術展
会期:2023年11月30日(木)~12月8日(金)
10:30~17:30(最終日は15:00まで)
会場:宝塚市立文化芸術センター
2Fメインギャラリー
休館日:12月6日(水)は休館
料金:無料
主催:宝塚市、(公財)宝塚市文化財団、
宝塚市文化連盟(宝塚美術協会、宝塚写真協会、宝塚デザイン協会、宝塚書道協会、宝塚工芸協会、宝塚日本画協会)
共催:宝塚市立文化芸術センター(指定管理者
宝塚みらい創造ファクトリー)
後援:宝塚市教育委員会
駐車場(有料):12台(1台は障がい者用駐車場)
住所:兵庫県宝塚市武庫川町7-64
お問い合わせ:(公財)宝塚市文化財団
TEL:0797-85-8844
(9:00~17:30 ※日・水曜・祝日を除く)
FAX:0797-85-8873
Email:info@takarazuka-c.jp
概要
宝塚市文化連盟に所属するアーティストの作品展です。
洋画、彫刻・立体造形、写真、デザイン、書、工芸、日本画の7部門の作品がご覧いただけます。
宝塚市立文化芸術センターWEBサイト
https://takarazuka-arts-center.jp/
宝塚市立文化芸術センターInstagram
https://www.instagram.com/takarazukatac/
宝塚市立文化芸術センターtwitter
https://twitter.com/takarazukaTAC
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記事/写真 :YURIE(BRALIライター)