"お腹も気持ちも安らぐ一軒家 ”「ミモザヤカフェ」

JR宝塚駅にほど近い一軒家で本場の中国料理を提供するカフェがあると知り、ランチタイムに訪問してきました。
料理もさることながら、”一軒家”ということにも興味を惹かれます。

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JR宝塚駅を北側に出て、西へ少し進んだところにある一軒家。
ぱっと見は家、当然の如く住宅地にしっかり馴染んいでいますが、ここが実はカフェなんです。

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近づいて見ると、門柱には表札のようにお店の看板が掲げられていました。
そして、こちらのお店の看板メニュー"水餃子"が、文字通り看板となりOPENを告げています。
この水餃子、”いらっしゃい"と言ってるようで、ちょっと和みませんか。

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玄関のドアを開けて中に入るとこんな感じ。
お店に入ったような、知り合いの家に来たような、一軒家ならではの感覚です。

のれんの奥のキッチンからは、店主の田中さんが明るく迎えてくれました。

こちらのお店の前身となるのは、花のみちにあるシェアカフェでの8ヶ月間の営業。
シェアカフェ時代はコロナ禍で商環境が厳しい時期でしたが、継続を望むお客さんが付いていました。

そして2022年の夏に「ミモザヤカフェ」をオープン、今年の8月でめでたく1周年を迎えます。

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食事をするスペースは洋室と和室が1室づつあり、今回は洋室を利用。
和室は小さなお子様連れの方に人気で、この日もドタバタとにぎやかな様子でした。

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こちらがフードメニューです。
今回はやはり名物の水餃子を食べようと思い、"ミモザヤ手作り水餃子ランチ"を注文しました。

他のメニューも気になります。
お任せランチは常連のお客さんが飽きないようにと、中国の料理にこだわらず焼き魚や鰻なども出されるとのこと。
常連さんにはうれしい心配りですね。

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ランチが来ました!
水餃子よりも先に、花のような蒸しパンと彩りのいい副菜に目を奪われました。
バランスが良く、身体にもやさしそう。

茹でたての水餃子。皮はつるんとして軽やか、それでいて存在感もあります。
そして中の餡は素材が活きるやさしい味、これが黒酢と実によく合うんです。
この感じ、エンドレスで食べられそうです。

蒸しパンはほんのり甘く箸休めのようでもあり、副菜は彩りも食感も様々、中には和食やカレーの味付けのものも。
「ミモザヤカフェ」の料理はご出身の中国の料理がベースですが、そこにはこだわり過ぎず、旅先で気に入った料理をアレンジしたり和食も取り入れたりしています。

共通するのはやさしい味。
材料にこだわっているので、お子様連れのお客さんからも、”ここは何を食べさせても安心” と言ってもらえるのだそうです。

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ドリンクメニューも実に豊富です。
中国茶だけではなくコーヒーや日本茶もあり、そのほとんどが無農薬。
田中さんが自ら仕入先を開拓し、納得したものを仕入れています。

無農薬のシングルオリジンのコーヒー豆がこんなに揃っているお店はなかなかないですよ。
さらに自家焙煎、貴重なお店です。

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ランチ後にはこちらを注文しました。
無農薬・インドネシアのアイスコーヒーと、インスタで見て気になっていた胡椒餅です。

胡椒餅はちょうど今焼き上がったとのこと!
胡椒餅とは言わば肉まんのパンバージョン、餡には黒胡椒がしっかり効いていて、香り良くスパイシーです。
食べたくても売ってるお店がなかなかありません。
焼き立ての胡椒餅、おいしくてどんどん食べ進めてしまい、割った状態の絵を撮り忘れました…

アイスコーヒーはエスプレッソの急冷。急冷とは濃いめのホットで落としてたくさんの氷で一気に冷やす淹れ方。キリッとフレッシュ、後味もスッキリしています。

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こちらも気になっていたメニュー。台湾の豆乳スープ、シェンドゥジャン、揚げパン付きです。
朝食メニューなので、別日にいただきました。

某輸入食品店のオリジナル商品で知り、本場もんが食べたいと思っていましたが、これもなかなか食べられるお店がないんです。
こちらのシェンドゥジャンは酢をしっかり利かせてパンチの効いた味、豆乳も安心でおいしいものを厳選して使用しています。

日本では外で朝食というと、ほとんどはパンがメインのモーニングですが、シェンドゥジャンや中華粥などももっと気軽に食べられたらいいなと思います。
中国や台湾では外で朝食を調達する文化があり、朝から色んな屋台が出ていて、外で食べたり、持ち帰って家で食べたりするのだそうです。

日本にもこの文化が広まってほしいですね。
ミモザヤさんお願いします。

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こちらは和室。
押入れスペースの下段がちびっこの秘密基地に改造されています。
子どもはこういうのが大好きなので、親御さんは隣で安心して食事ができますね。

基地の手前には絵本が。
よく見ると色んな国の絵本です。
ここにも田中さんののこだわりがありました。

一軒家を選んだこと、カフェであること、中国料理だけにこだわらないこと、世界に目を向けること。
これらは全てこのお店を小さくカテゴライズせず、自由度高く成長させる要素です。

行動力のある田中さん、既に色んなイベントや教室、ワークショップなどを実現されています。

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月に2回の子ども食堂もそんな活動の一つ。

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2階の部屋は「ミモザヤラボ」として色んなイベントが開催される場所。
この光が射す階段を見上げると、その奥に広がる世界への想像が膨らみます。
子どもたちもワクワクするでしょうね。

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「ミモザヤカフェ」のやさしいごはんと気ままに過ごせる空気には、心身を緩める効果があるようで、気がつくと結構な時間が経っていました。

田中さんはこう言います。
「ここではお客さんが思い思いに楽しんだり、のんびりくつろいだりしてほしい。
お客さんにもっとたくさん来てほしいけど、そうなったら長居ができなくなりますね。」

秘密基地の上ではお店を見守るように、清荒神の布袋さんが微笑んでいました。

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店名:ミモザヤカフェ
住所:〒665-0842 兵庫県宝塚市川面5丁目7−33
instagram(ミモザヤカフェ): instagram.com/mimosayacafe
instagram(ミモザヤラボ):instagram.com/mimosayalab
営業:9:00~17:00
定休日:日曜日・月曜日

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記事/写真 RL

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